階段の上り下りで膝に痛みを感じたり、食料品の持ち運びで肩に負担がかかったりすると、じっと座っているほうが楽に思えるかもしれません。しかし、変形性膝関節症などの一般的な症状には、適切な運動を行うことで、関節を支える筋肉を強化しながら、痛みやこわばりを軽減できる可能性があります。バランスのよい運動メニューには、軽い運動、筋力強化、ストレッチを組み合わせることが大切で、ストレッチだけでは不十分です。ウォーキング、水泳、自転車を無理のないペースで行うのがよいでしょう。活動内容は、ご自身の能力に合わせて調整してください。(niams.nih.gov)
まずは無理のない範囲から始め、徐々に増やしていきましょう。ストレッチの前に、5~10分ほど軽い運動をして体を温めてください。ふくらはぎ、太もも、股関節、肩をゆっくりと伸ばし、痛みではなく軽い張りが感じられる程度にしましょう。その際、反動をつけて伸ばすのは避けてください。定期的なストレッチは、柔軟性を保ち、毎日の動きをスムーズにするのに役立ちます。(mayoclinic.org)痛みは新しく現れた場合や、持続する場合、悪化する場合は、医療従事者や理学療法士に相談して原因を特定し、ご自身に合った運動メニューを立ててもらいましょう。鋭い痛みを感じても、無理をして続けないでください。目指すのは体操選手になることではなく、膝に無理を言わずに食料品を持ち上げられるようになることです。
医療レビュー:Z医師(心臓血管・胸部外科医、医学博士)



